現代の子ども達は舌の癖があったり、口をぽかんと空けていることが多く見られます。昔に比べて歯並びの悪い方が増えているのは、この舌の癖と口呼吸が一因となっています。
今までの矯正治療は、歯並びが悪くなったから並べる治療でした。それは多くの原因は遺伝であると考えられてきたからです。しかし、近年その原因は遺伝的な要因より、この舌や口呼吸などの環境要因であることが分かってきました。
そこで当院では、歯をきれいに並べることの他に、歯並びを長期的に安定させるためにも、この環境要因を整えることによってそもそも不正咬合自体を軽減、または防ぐことができるのではないかと考え、積極的に取り組みを行っております(お子さまのための鼻呼吸カリキュラムと舌位カリキュラム)。
そしてこれらの取り組みが、当院のかかげている未然に防ぐ矯正の根拠となっているのです。小さい頃から舌の位置、鼻呼吸を意識することによって、出来るだけ負担の少ない治療、そして理想的な歯並びになる手助けを、私たちはしていきたいと考えております。
上下の歯並びは、舌の力と唇、頬の力で挟み込まれて良い位置が成り立っています。そのため本来は歯並びと舌の形はほぼ同じ形になります。この舌の力と唇、頰の力の均衡が保たれていれば、多く不正咬合(ガタガタな歯並びなど)は未然に防ぐ事ができるのです。しかし舌の力と唇、頰の力のバランスが崩れることにより、歯並びは悪くなっていくのです。
舌は上あごの裏側にくっついているのが正しい位置になります。これはリラックスしている時も水などを飲み込む時も。しかし、舌が上下の歯の裏側にくっついて上あごにくっつかない方(低位舌)や、飲み込む時に舌が前に出てくる方(舌突出癖)があると、正しく内側から押し出す力が加わらないため歯並びがガタガタになってしまいます。
唇は普段から閉じているのが正しい状態です。お鼻がつまっていて口で呼吸(口呼吸)していたり、口がぽかんと空いていたり、はたまた下唇を噛む癖があったり。これらの状態では外側から歯並びを押さえ込む力が加わらないために、歯並びをガタガタにしてしまいます。
しかるのではなく、優しいお声がけと手を添えることからはじめてください。